TKHOMEでは美瑛、富良野ほかあちこちで風景のよかったところを写真とともに紹介しています

9月21日 日曜日

旭岳 いい天気

■美瑛行き2日目は快晴でした。午後からぽつぽつと雲が出てきましたが、風景には好材料でした。今日は朝ご飯をなしにしてもらって、朝焼けだけ見て日が出てくる前に旭岳ロープウェイ乗り場に向かいました。とぅもろうさんの前は霧の中でしたが、瑠辺蘂は空と山そして下弦の月が見えています。上から見る分には、ちょっと霧の量が足りない感じでした。そのまま国道に出て旭岳ロープウェイ乗り場に向かいます。実はロープウェイのオフィシャルページに混雑しますと書かれていたので、とぅもろうさんの朝ご飯を無しにして、始めて6時前に到着できるようがんばりました。案の定たくさんの車が上っていて終点近くなるとたくさんの車がゆっくり走っています。
■さすがにこの時間だと下側の駐車場は満車で乗り場の建物前が半分くらい埋まっている状況でした。中で誘導しているおにさんに見覚えが・・挨拶しておきます。トイレと切符を買って並びます。2本目に乗ることができましたが、100名の満員状態です。姿見駅付近の気温は5度でした。長袖の肌着にゴアテックの雨具を着て6:30頃出発です。今日は裾合平に行ってから当麻乗越に寄ってから戻る予定です。旭岳の右側から太陽が輝いていて、普通に逆光という状態です。山の上は冠雪していて、紅葉とセットで風景を楽しめます。ですが、ナナカマドはその積雪と寒風で葉が痛み、かなり散っているようです。遠くの山肌には赤色、橙色が見えているのですが、鮮やかさがありませんね。なかなかバランスよく撮るのは難しいものです。少し歩いて第三展望台前の鏡池の前は風が全然なく、きれいに白くなった旭岳が写っていました。冠雪した状態で鏡池に映っている様子は初めてでしたので、逆光ながら何枚か撮っておきます。どんどん進んで姿見駅から1900m付近を7:20過ぎに通過し、8時すぎに裾合平に到着しました。途中は凍っている状態の場所も多く、日が当たる場所は泥でぐちょぐちょでした。あっという間に靴は汚れるし、滑ってこけそうになるし、慎重に進んで行きました。
■裾合平では、しばらくぼっーと風景を見ていました。じっとしていると風が冷たく一枚ジャンパーを着込みました。その間に何人か通過していきます。しばらくお話しした方もすぐに引き返して午後の飛行機に乗られるとのこととで、ゆっくりできなくて残念です。ここまでの道はぬかるんでいて、霜がおりていてすべるし、2回ほどしりもちをしました。
■裾合平では・・・
 ・裾合平は風通しが良くかいた汗が寒さを誘います。気温は5度のままで、一枚羽織りました。一人のお兄さんがたくさんの荷物を持って歩いて来ます。すぐ近く出ザックを降ろしてチングルマや風景をいっぱい撮っていました。そのまま奥に進んで行かれました。
 ・背後に見える旭岳を含め周りの山々の高い場所は真っ白な雪で覆われています。空は真っ青で白い雪とはベストマッチです。
 ・チングルマは綿毛の散ったもの、まだちゃんとついているものなど混ざっています。葉っぱは濃い赤色になっているので、ちょっと暗く感じます。
■続いて当麻岳に向かいます。
 チングルマも雪がかぶった当麻岳、裏側の旭岳も十分見れたので9時過ぎに移動開始です。裾合いの出合いまで戻り、右に進路をとり当麻乗越に向かいます。急な斜面を下るまで少しずつ道を下って行くルートです。左右には池塘があり水がたまっています。余計に道はぬかるんでいます。道がぐちょぐちょで靴は哀れな姿になっていきました。何度も泥をかぶり、水の中に入ってしまい行く気が無くなってきます。1時間弱でピウケナイ沢に到着です。流れが少なめでラッキーなことに石が何個か見えていて、十分歩いて渡れます。だめだったら帰ろうと思っていましたが、難なく渡れました。すぐに急な登りがあり、先ほど下ってきた道の高さまで登り直します。ここから傾斜は緩やかですが、当麻乗越まで登りが続きます。
■ピルケナイ沢を越えてからは・・・
 登り始めて10分ほどで左手に最初の池塘が見えてきます。至る所にぬかるんでいる場所があり気を緩められません。油断するとずるっとすべりバランスを崩します。この斜面にあるナナカマドは葉が残っていて、なんとか見られますが痛んではいました。所々に木組みされた階段もありますが、ぬかるんだ土か岩の上を歩きます。だんだん当麻乗越の岩が見えてきますが、なかなかたどり着けません。最後まで急な登りが続きますよ。ほんと。すでにおりてくる方もおられます。
■当麻乗越にやっと到着
 10:30少し前にやっとたどり着きました。10人くらいの方が岩の上に乗って遠くの風景を楽しんでい増した。また、背後には当麻岳に登っていく方もおられ、登山道の交差点です。左手には旭岳から続く十勝岳の山々が見え、正面配下には池塘がかたまって何個か見えています。ポスターで見る風景です。ですが・・・紅葉は余り目立たなく、池の周りの薄茶色の草紅葉だけが明るく見えていました。裾合平から90分ほどで到着しました。やっとここまでこれたので満足できました。下から吹き上げる風を受けてしばらくぼーっとしていました。左手遠くにはロープウェイの姿見駅が見えています。目視では近くに見えますが、3時間くらいかかる道のりです。
■さて帰ることに・・・
 かなりの登りと滑らないように緊張していたのか、また、ずるっと滑る感覚を繰り返したので、足がつりそうになっていました。伸ばすたびに太ももの筋肉がひっぱれない感覚でゆっくりしか歩けなくなっていました。ロープウェイ乗り場まで3時間くらいかかるので・・・なんて想像するとだんだん気力が無くなってしまうのでした。10:40過ぎに下り始めました。途中で登ってくる方がたくさんおられ、待ったり、待ってくれたりを繰り返して沢までおりてきました。30分程で下る事ができました。下ってくる道でも斜面の山と空を入れてとったり、ナナカマドを葉っぱを撮ったりしていたので、こんなもんでしょう。ちょっとだけ靴を沢の水で洗ったり、涼んでいましたが、座ると立ち上がれそうもないので経ったままの休憩です。
■11:20に再び反対側の斜面にとりつきます。ずっとぐちょぐちの道を登って行きます。こちらも急ではありませんが、ぬかるんでいるのと岩がごろごろしているのでとっても疲れます。こちらの道は人通りが少ないので、のんびり歩いていても安心です。ほんとうに足が痛くなっています。少しずつ登りになっていて、だんだんハイマツの中から旭岳が再び見えてきます。以前、北アルプスを縦走したとき、初日に折立から太郎小屋までの登りでしたが、小屋が見えている手前で両足がつった状態になり、1時間身動きがとれなくなったことがあり、それとそっくりの痛みです。多分休んで座ってしまうと発作のように激痛となりそうなので、ずっと歩き続け立った状態で1時間に一階休憩して進んで行きます。12時位に裾合いの出合いを通過します。人でいっぱいでしたし、足元が水浸しのようでしたので休まず進みます。ここからしはらく階段状の登りなのでペースが落ちます。後から来た方に追い越されていきますが、少しずつ進しかありません。
■次に登りが有り、急な下りがあるというのがわかっているので、道の様子を思い出してしまい、気力が落ちていきます。調子の良いときでしたら1時間ちょっとで行きますが、鏡池付近に13:20頃到着しました。当麻乗越から実に2時間40分歩いてきました。途中立ったまま少しずつ休んできましたのでなんとかなりましたが、飲み物が足りなく、500cc2本ではだめなことがわかりました。みなさんは汗を余りかいていないようですが、首に巻いたタオルはびしょびしょで、節約して来たので少し脱水状態だったかもしれません。2リットルくらい持ってくるべきかもしれません。来年は考えます。
■ここからは一般の方がたくさんいて、すごい混雑ぷりです。鏡池もまだ風が弱く、日差しを浴びた旭岳がきれいに写っていました。何枚か冠雪した旭岳を撮っておきました。あとちょっとでロープウェイ乗り場ですが、人がいっぱいで自分のペースで歩くことができませんでした。13:40頃に姿見の駅に着きましたが、当然たくさんの方がいて登山届けの到着の記載に一苦労する状態でした。今回、協力金1000円以上入れると、とっても役に立ちそうな旭岳植物デッサンの書かれたポスターがもらえます。誰かかが手書きで書いたお花の絵で111種類が描かれています。見ているだけで楽しくなる図鑑みたいな物ですが、何人か持ている方がおられました。なかなかいいアイディアで、私みたいにそのポスターがほしいために協力金を納めたくなる人もいることを知っているようです。同泊の方に見せびらかしてしまいました。石を原料として作ったかみみたいなもので、なんとなく丈夫そうです。くるくると巻いてありますが、簡単なプラスチックの四角い入れ物に入っていますので、持ち運びにも考慮されています。姿見側のの駅でしかありませんので、ご注意を! ロープウェイは2本待ちで14時には下山できました。
■荷物を降ろして車に寄りますが、足に激痛です。つりはしませんでしたが、立っているのがやっとでした。いすに座ってしばらくもみもみすると収まるのですが、立ち上がると痛くなります。飲み物を買って引き上げますが、座るまでが痛くて座ると治まるでなんとか運転ができます。大雪グランドホテルあたりまで駐車場待ちの車がいて、1kmくらい下側にある臨時駐車場も満車のようです。昼間はすごかったのようで、今日の朝ごはん抜きは正解でした。

140921D810_004.JPG留辺蕊
140921D810_025.JPG留辺蕊
140921D802_021.JPG旭岳
140921D802_030.JPG鏡池
140921D810_047.JPGナナカマド
140921D810_054.JPGチングルマ
140921D810_057.JPGチングルマ
140921D810_086.JPGチングルマ
140921D810_090.JPG道しるべ
140921D810_096.JPG当麻岳
140921D810_102.JPG途中の様子
140921D810_099.JPG途中の様子
140921D810_108.JPG途中の様子
140921D810_121.JPG途中の様子
140921D810_122.JPG裾合平から
140921D810_126.JPG裾合平から
140921D810_150.JPG裾合平から
140921D810_143.JPG裾合平から
140921D810_153.JPG裾合平から
140921D810_166.JPG裾合平から
140921D810_170.JPG裾合平から
140921D810_172.JPG裾合平から
140921D7100_005.JPGチングルマ
140921D7100_016.JPGチングルマ
140921D801_081.JPGチングルマ
140921D801_064.JPGチングルマ
140921D801_049.JPG斜面
140921D801_089.JPGナナカマドの葉っぱ
140921D801_022.JPG鳥さん
140921D801_025.JPGナナカマドの実
140921D801_044.JPG真っ白です。
140921D801_104.JPGナナカマド
140921D802_047.JPG裾合平にて
140921D802_051.JPG裾合平にて
140921D802_065.JPG裾合平にて
140921D810_204.JPG当麻乗越への道のり
140921D810_208.JPG当麻乗越への道のり 当麻乗越への道のり
140921D810_210.JPG当麻乗越への道のり
140921D810_213.JPG当麻乗越への道のり
140921D810_215.JPG当麻乗越への道のり
140921D810_221.JPG当麻乗越への道のり
140921D810_230.JPG当麻乗越への道のり
140921D810_232.JPGピウケナイの沢
140921D801_108.JPGピウケナイ沢の山側
140921D810_236.JPG沢の渡り口 右手の位場所から来ました。
140921D810_240.JPGしばらく来ると高くなってきます。
140921D810_244.JPG広く撮ってます。
140921D810_247.JPG沢の遠くを見ています。
140921D810_255.JPG境目にロープウェイ乗り場が見えます。
140921D810_259.JPG当麻乗越への道 振り返ると
140921D810_266.JPG当麻乗越にて
140921D810_277.JPG当麻乗越にて
140921D810_269.JPG当麻乗越にて
140921D810_286.JPG当麻乗越にて
140921D810_271.JPG当麻乗越にて
140921D810_292.JPG当麻乗越にて
140921D810_301.JPG当麻乗越にて
140921D810_307.JPG当麻乗越にて
140921D810_315.JPG当麻乗越にて
140921D810_320.JPG 当麻乗越にて
140921D802_117.JPG当麻岳
140921D802_132.JPG戻りつつ ナナカマド
140921D802_143.JPG戻りつつ 斜面
140921D802_165.JPG戻りつつ 斜面
140921D810_385.JPG再びピウケナイ沢
140921D802_169.JPG戻りつつ 斜面
140921D802_172.JPG当麻乗越から戻りつつ
140921D802_187.JPG当麻乗越から戻りつつ
140921D810_395.JPG戻りつつ
140921D810_397.JPG戻りつつ
140921D810_401.JPG戻りつつ 斜面
140921D810_420.JPG戻りつつ
140921D810_435.JPG当麻乗越から戻りつつ
140921D802_193.JPG戻りつつ 帰ってきました
140921D802_198.JPG午後の鏡池

空と雲を入れて撮ってきました。

■少しだけ残っていた渋滞を見つつ、満員のいでゆ号のバスの後ろをゆっくりと走って下って行きます。
どんどん下って坊子山付近で少し停まって旭岳を撮ります。畑と冠雪した旭岳がセットにできました。下って行く途中で秋小麦がきれにそろっていて、十勝岳連峰と、青空がセットにできる場所があり、空にはいい感じの雲もありました。まだ、夕陽まで時間があるので、赤羽のポプラ、聖台貯水池の紅葉状況のチェック、じゃがいもロードの巡回、ちょっとだけピルケの森に立ち寄り、最後は、哲学の木で日が沈むのを待ちます。
■赤羽では畑が土色になっている場所と明子向きが入っている場所に分かれていて、長い夕方の日差しが濃い緑と空色をきれいに出していました。
■聖台貯水池は、桜の葉っぱが赤くなっていました。全体で見ると赤みが目立っていました。駐車場側では草刈りをやっていて、きれいに刈り取られています。もみじ系は色づき準備中でまだまだ緑色の木が多いです。楕円の葉っぱが黄色に色づいていて、太陽光の反対側から葉っぱを覗くといい感じでした。貯水池側の桜も色づきが見られ、春からの一連の流れが終わりつつあるのを感じました。
■少し回ってジャガイモロードを走ります。ジャガイモロードは、旭岳が見えていたので上がってみましたが、この頃には雲に覆われていてうまくなく、あきらめても手前の秋小麦の緑と空をセットにできた場所が何カ所かありました。ジャガイモロードの橋まで来ると、十勝岳連峰はまだしっかり見えていて、いい感じでした。太陽が雲に隠れると小麦は急に暗く見えます。ピルケの森に寄るため道を下ってグライダー滑空場の横を走って白金街道に出ます。お手洗いと案内所に立ち寄って哲学の木に移動します。
■哲学の木はこの時期東側から太陽が木の中に入るので寄ってみました。何人か立ち寄っていきますが、ライダーの方と話したり、奥様のお誕生日祝いの旅行だとか楽しい話をちょっとだけ聞けました。夕陽は東側の下の位置で見ていると木の中に入っていきました。特に雲も少なく色づきはありませんでした。

140921D801_112.JPG坊子山近くから
140921D810_452.JPG坊子山近くから
140921D810_465.JPG坊子山近く
140921D810_477.JPG赤羽
140921D802_214.JPG赤羽
140921D802_224.JPG赤羽
140921D810_494.JPG赤羽
140921D801_126.JPG聖台貯水池
140921D801_129.JPG聖台貯水池
140921D801_136.JPG聖台貯水池 桜
140921D801_139.JPG聖台貯水池
140921D801_149.JPG聖台貯水池
140921D801_145.JPG聖台貯水池
140921D7100_018.JPGかえで
140921D7100_020.JPG聖台貯水池
140921D810_503.JPG聖台貯水池 桜
140921D810_498.JPG聖台貯水池 桜
140921D810_513.JPGじゃがいもロード
140921D810_509.JPGじゃがいもロード
140921D810_517.JPGじゃがいもロード
140921D802_230.JPGじゃがいもロード
140921D802_249.JPG哲学の木
140921D810_522.JPG哲学の木